ヘルパーGOGOってどんな団体??

重い障がいを持った子どもたちとその家族に、少しでも笑ってもらうにはどうしたらいいのか?そのことを常に考えながら福祉サービスを提供している団体です。居宅介護、移動支援、放課後等デイサービス、生活介護、お泊り会の5つの事業を行なっています。

理事長ごあいさつ/法人設立趣旨

平成11年8月、2人目の子ども「花」を切迫早産で出産しました。体重は900gでした。しばらくNICUでお世話になり、2000gになったところでようやく退院できました。自宅に帰って早速ミルクをあげようとすると、力の弱い花はなかなか自力で飲むことができず、少し飲めたと思っては息を止めて、みるみるうちに紫色になっていきました。何も知らない私はどうして良いのかわからず、育てていけるんやろか・・と不安になりました。一か月に一度は入院しないといけないような、そんな日々でした。

入退院を繰り返しながらも2才を迎えたある日、ドクターから「あなたの娘さんは一生歩けませんし、一生話せません」と身体と発達に重い障がいがあることを突然告げられました。

ある日、歯医者さんへ行こうと思っても、花を誰にも預かってもらえず薬を飲んで誤魔化していましたが、とうとう治療が必要なほどになり、行政が行なう「日中一時支援サービス」というものがあることを知り、初めて利用することにしました。

治療を済ませて迎えにいくと、花の顔はヨダレでベトベトになったまま、おむつはオシッコパンパンの状態で、独りぼっちでテレビの前に寝かされていました。「あぁ・・しばらくの間このままの状態やったんだなぁ」と感じました。「花・・ゴメン」と自分が悪いことをしたような・・申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

この経験から花を預けることができなくなってしまい、まだ小学生だった兄、健太郎の参観日も運動会も最後まで見てやれず、健太郎が一生懸命、母親である私の気をひこうとおどけたり、学校での出来事を話していても、私のエネルギーは全て花に注がれていて、まとわりついてくる健太郎が時には鬱陶しく感じることさえありました。

ある日、区役所の方からヘルパーさんを派遣してもらえるサービスがあるということを教えてもらい、一人での子育てに限界を感じていた私は、思い切ってサービスを利用することにしました。しかしやってきたヘルパーさんは、障がいを持つ子どもへの関わり方がわからず、花が流すヨダレが手に付くと、途端に怪訝な表情になり、小さな声で「きちゃないなぁ・・」と言いました。咄嗟に「すみません」と謝っていました。ヘルパーさんになるべく嫌な思いをさせないように気を配りながら、健太郎の躾もヘルパーさんの目を意識しながら厳しくしていました。自宅なのにくつろげるどころか精神的にとても疲れるものでした。

それでもサービス利用料金を支払っていることに違和感があり、その事業所を辞め、3度、事業所を変えましたが、どの事業所のどんなヘルパーさんが来ても同じようなことが起こり、満足のいくサービスは受けられませんでした。

ふと・・私のように、サービスを受けないと生活が出来ない人たちはどうしてんねんやろ?例えサービスに不満があったとしてもそれを声に出すことはタブーで、利用者が遠慮しながらサービスを受けている・・。なんでこんなサービスしか受けられへんねんやろ?と考えました。そうか!ヘルパーさんが悪いんじゃなくて、高齢者の知識しかないから、この子達のことが分からへんだけなんや・・それやったら私が障がい児専門の事業所を立ち上げて子ども達やお母さんに、もっともっといいサービスを受けてもらえるようにしたらええねん!それが花と私の使命なんや。そう感じるようになりました。

そしてこの特定非営利活動法人を立ち上げ、15年以上が経ちました。居宅介護から始まり、いまでは移動支援、放課後等デイサービス、生活介護の4事業を行なっています。長くは生きられないと言われている子どもたち。その子どもたちが、人生の一分一秒でも多くの時間を笑顔で過ごせるように。そして、先の見えない不安を抱えて過ごしている家族に、少しでも明るい明日を見てもらえるように。その一心でこれまで駆け抜けてきました。

立ち上げから辞めずに付いてきてくれた理事、職員、アルバイトの学生のみんなと、これからも重度の障がいを持つ子ども達の人生を深く見つめながら、親子で楽しんでもらえるような支援ができるサービスを目指して、日々精進して参ります!

 

 

事業

  1. 障害福祉サービス事業
  2. 地域生活支援事業
  3. 利用者の余暇活動の充実、トレーニング機会の確保、身体機能の維持向上を目的とした障がい児通所支援事業
  4. 障がい児・者の地域活動についての情報提供と他団体との交流支援事業
  5. 利用者と支援者が共に学びあい支え合う地域社会づくり事業
  6. 障がい児・者とその家族及び地域の人たちに対する人形劇などの企画運営開催事業

設立年月日

平成17年12月21日

事業方針

■わたしたちは、子どもたちの1分1秒を何よりも大切に考え、子どもたちが安心できる場を提供したいと考えています。
■GOGOがあることによって子どもにも職員にも「あ~!良かった~!」と思える団体を目指しています。

・マンツーマン支援を徹底し、子どもたちが楽しい日々を送れることを目指しています!

・理学療法士が中心となり、みんなで学び合って、個々に合わせたトレーニングに力を入れています!

・医療の発達で増えている、たんの吸引などの医療的ケアを必要とする子どもたちも制限なく利用できるよう、
職員が医療的ケアを行なうための資格取得を積極的に進めます!

・日中支援、入浴などの居宅サービスを提供することによってより家族に近い支援ができることを目指しています!

・親戚のおばちゃんのような存在を目指しています!

・子どもたちだけでなく、職員も笑って過ごせる環境を目指しています!

・理事長が利用者だからこそ分かる利用者の悩みや気持ちを、できる範囲で職員と共有したいと考えています。

アクセス

団体名 特定非営利活動法人ヘルパーGOGO
●生活介護GOGO ●重症心身障がい児放課後等デイサービスGOGO 
〒654-0053 神戸市須磨区天神町4丁目4-35 アスミビル1階
TEL 078-732-3465
受付時間 9:00~16:30
JR須磨駅より徒歩10分
山陽須磨寺駅より徒歩3分
Googleマップ:https://goo.gl/maps/tCRzDyD2JGmfx8Ux8
お問い合わせはこちらから:https://helpergogo.net/toppage

 

事業報告書

2015年度事業報告書等

2016年度事業報告書等

定款

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